脳の使い方の癖がコーデの完成度に差を生んでいる、という1つの仮説

こんばんは!
パーソナルスタイリスト・服装心理カウンセラーの久野梨沙(@RisaHisano)です。
ファッションで人の心を知り、動かす「服装心理学®」を活用した個人向けスタイリングやスタイリスト育成、講演活動などを行っています。

脳の使い方の癖がコーデの完成度に差を生んでいる、という1つの仮説

空間認識能力ってあるじゃないですか。

 

空間認識能力とは

 

物体の位置・方向・姿勢・大きさ・形状・間隔など、物体が三次元空間に占めている状態や関係を、すばやく正確に把握、認識する能力のこと。

・・・Wikipediaより

 

これが優れていると地図を読むのが得意だったり、相手やボールなどと自分との距離感を測るのが上手だからスポーツなんかでも結果を出しやすいという、あれです。

 

これ、コーディネートの世界でもとても重要な気がしています。

 

コーディネートを組む際、実際の服が目の前になかったとしてもそれらを頭の中だけで組み合わせイメージできたり、また、特定の人に頭の中だけで着せてみて似合うかどうかを判別できたりするとコーディネートを組むのが早く正確になるのですが、なかなかそれが初めのうちはできない人がいます。

 

実際の服をコーディネートして、着せてみてみないとわからない。

組み合わせた結果が頭の中で想像できない、ということです。

 

これにはいくつか理由が考えられるのですが、そのうちの一つが、上に挙げた空間認識能力のような能力の不足にもあるのではないか、と、このところ考えています。

 

そもそも、頭の中で画像を映し出すように何かを具体的に想像するという能力が元々高い人と低い人がいるのですが、それが出来る人の中にも「想像できる画像の大きさ」には個人差が出てくるようなのです。

頭の中で繰り広げるイメージとして、どの程度の面積を扱えるかに差がありそうだな、と。

脳の使い方の癖がコーデの完成度に差を生んでいる、という1つの仮説

 

私の例で言うと、人の体の大きさ、つまり、洋服の面積の範囲内での想像が最も得意です。お客様に服を着せる前から、着たらどんな風になるか、かなり明確に頭の中で絵としてイメージできます。

 

しかしこれが、それより小さい面積のイメージとなると少し不得意感が出てきます。

例えば、ネイル。

最近セルフネイルをしているのですが、様々な色を爪という小さな一枚の中に組み合わせた時にどんな雰囲気になるのか、洋服ほどには具体的に想像することができません。

結果、実際に塗ってみて、あれ?ということがよく起こります。

 

これは色だけでなく質感の要素においてもそうで、ネイルパーツやマットコートなどで質感に変化をつけようと思っても、事前の目論見通りにいかなかったりとか。

 

また、インテリアという人体よりもはるかに広い範囲になるとそれがもっと顕著になります。

この壁紙にこっちのカーテンを合わせてあの床の色にするとどういう雰囲気になるのか・・・・・・。

私にとっては、それを想像することがとても難しい。

 

だから、私はネイルやインテリアなど、自分が得意な面積より著しく小さいまたは大きい面積を扱うときには、コーディネート理論に頼ってしまって、頭の中で想像して判断することをはじめから放棄します。

ネイルもインテリアも、コーディネートに重要な三要素(色・質感・形)は一緒なのでね。

基本的には同じ理論で組み立てられますし、それで上手くいきます。

 

洋服の場合にはもう理論が染み付きすぎてしまっているので、頭でこねくり回さなくてもほぼ感覚のようにスパンと答えが出るのですが、コーディネートインテリアやネイルはその感覚を使わず、言葉で理論立てて考えるイメージ。

でも、それが実際どんな見た目なのは頭の中で想像は出来ないので、実際組み合わせてみて

「ほう、こうなるのか・・・。狙い通りの印象になったな」

と確認する感じです。

脳の使い方の癖がコーデの完成度に差を生んでいる、という1つの仮説

 

さて。

先日のfor*styleパーソナルスタイリストスクール基礎講座の授業で、ある生徒さんの持つ「コーディネートの癖」が気になりました。

その生徒さんは、洋服はほぼ同系色でまとめて小物だけで色を指すというコーディネートばかり繰り返し作っていたのです。

 

その人の元々の職業はというと、ネイリストさんです。

そして、実は過去の期でも、メイクを専門にしている方が同じような癖を持っていたことに気づきました。

どちらの生徒さんも、トップス+ボトムスとかインナー+アウターといった大きな面積で色や素材を大きく切り替えて組み合わせるのが苦手。洋服は同じ要素でまとめて、小物やアクセサリーなどの小さな面積のアイテムで異なる色や素材を投入する感じなのです。

 

そして、過去、パーソナルスタイリングのお客様の中でも、仕事で紙やディスプレイの上では上手に色合わせや形状の組み合わせが考えられるのに、洋服になると全くダメと感じているイラストレーターさんや、グラフィックデザイナーさんがいたことも思い出しました。

 

これは、日常的に扱っている物の広さや大きさによって、洋服のコーディネートスキルが変わってくるということではないか。

洋服と異なる面積・大きさにおいてデザイン的な感覚を発展させてきた人は、洋服の面積にその感覚をフィットさせるのに時間がかかるのではないか。

これが、現在私が考えている仮説です。

 

かつて心理学を研究していた時のように、ある程度の数の被験者を集めて統計的に検証できないのが悔しいところですが・・・・・・。

ただ幸いにも今はマクロな検証ができます。

 

早速、上述のネイリストの生徒さんに、こんな練習をしてもらおうと思っています。

それは、「まずは1度ネイルだと思ってデザインを考えて、それを引き延ばすイメージで洋服に展開する」というやり方。

引き伸ばすとき、それが悪いか良いかは一切感覚では判断せず、ひとまずやってみる。

それを繰り返すことで、面積が小さかろうが広がろうが理論は一緒だということを実感できるんじゃないか。

 

はてさて、この練習法。上手くいくでしょうか。

またこちらで報告しますね!

 

 

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