ワードローブへの否定的なアドバイスをお客様に聞き入れてもらえる、たった一つの方法

ワードローブへの否定的なアドバイスをお客様に聞き入れてもらえる、たった一つの方法

こんばんは!
パーソナルスタイリスト・服装心理カウンセラーの久野梨沙(@RisaHisano)です。
ファッションで人の心を知り、動かす「服装心理学®」を活用した個人向けスタイリングやスタイリスト育成、講演活動などを行っています。

ワードローブへの否定的なアドバイスをお客様に聞き入れてもらえる、たった一つの方法

先日のfor*styleパーソナルスタイリストスクール第6期開業講座・第3回目ライブ授業の宿題は、ワードローブ診断のレポート作成でした。

その前の週に、ワードローブ診断の方法論を動画授業で学んだ第6期生。

各自モニターさんに本番同様のワードローブ診断を実施してその結果をレポートにまとめるというなかなかハードな課題に、ゴールデンウィーク返上で取り組んでくれた人も・・・。

 

さて、この課題をやった結果、疑問として一番多く挙げられたのが、

 

「処分した方がいい洋服について、お客様にどのように切り出せばいいかわからない」

 

というものでした。

この疑問、第6期生に限らず、過去の期でも必ず挙がった内容です。

ワードローブへの否定的なアドバイスをお客様に聞き入れてもらえる、たった一つの方法

 

パーソナルスタイリングでは、様々な局面でお客様にネガティブな内容を伝えなければいけない必要性に迫られます。

特にワードローブチェックのシーンではお客様の手持ちのアイテムに対して、「これは似合わない方から着ない方がいい」とか、「かなり着古しているようなので、処分してはどうか」といったような提案が必要になることも多いものです。

 

でも、パーソナルスタイリストの卵たちにとっては、この「処分を切り出す」ということが、お客様が持っているものを否定するようで、どうにも言いづらいと感じてしまうんですね。

 

「処分しましょう」っていう提案は、その内容だけ考えると確かにネガティブなことかもしれません。

でももしお客様が手持ちの洋服が多すぎて、毎日収納に悩んでいる方だったらどうでしょうか?

 

「これを処分した方が良いよ」っていうのは、喉から手が出るほど欲しいアドバイスなはずですよね。

処分したいけど何を処分して良いのかわからない。

思い切りがつかないから、プロから自信を持って背中を押して欲しい・・・!

そんな風に考えているお客様に処分の提案をしたら、大喜びで受け入れてくれるはず。

むしろ処分の提案をしなければ、何のためにワードローブ診断を依頼したのか・・・とがっかりされてしまうかもしれません。

 

逆に、特に収納場所に困っていないお客様で、手持ちのアイテムに全て愛着があり今後も活用していきたいと思っているお客様に処分提案をしたら、どうでしょう?

当然、良い反応は返ってきませんよね。

 

つまり、「処分の話が切り出しづらい」と感じているということは、その時点でカウンセリングが不足していて、お客様のニーズを理解できていないということなんです。

ワードローブへの否定的なアドバイスをお客様に聞き入れてもらえる、たった一つの方法

 

▲「ワードローブ診断」の授業では、各生徒が自分のターゲット層を見据えて、わかりやすいレポートを作る練習も行います

 

ワードローブ診断を依頼する理由は十人十色。

パーソナルスタイリストとしては、せっかく依頼してもらえただから、お客様にお似合いになるワードローブだけでクローゼットを満たしたいという願望を抱きがち。

でもまずは自分の理想はぐっと抑えて、お客様が何を求めているのかを徹底的に把握することが先決です。

それができれば、どんなアドバイスをすればいいのかがわかりますし、必要なアドバイスを口にするのに躊躇するなんてことはなくなるはず。

 

否定的なことを、どんな人にも耳障りよく伝えられる魔法の言葉・・・・・・なんてものはありません

お客様が求めているものを地道に探り、その過程でお客様からの信頼を得ることと合わせて、やっとネガティブな内容でも耳を傾けていただけるようになるんです。

逆に、お客様から信頼をして頂けてなければ、ポジティブなことを言ったとしても上滑りするだけですよ。

ワードローブへの否定的なアドバイスをお客様に聞き入れてもらえる、たった一つの方法

次回から始まる服装心理学®の授業では、普通の会話では引き出しきれないお客様の奥深くにあるニーズを引き出す会話術や、お客様のコンプレックスを解消する、服装心理学的な療法の練習をしていきます。

そのあとに再度、ワードローブ診断を受けて下さったモニターさんへのレポートを見直してもらいます。

深いカウンセリングのあり・なしで、レポートの深みや正確性がどれほど変わるのか、実感できる仕組みになっています。

 

皆のレポートがどれくらい変わるのか、私も今からとても楽しみです!

 

 

 

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久野梨沙 Risa Hisano

スタイリスト・服装心理カウンセラー久野梨沙

(株)フォースタイル代表取締役、(社)日本服装心理学協会代表理事。

大手アパレルメーカーで年間売上総額60億円に上るアパレル商品を手掛けた経験と、 心理カウンセラーとしての知識を活かし、独自の「服装心理学に基づくパーソナルスタイリング」を生み出しました。
All Aboutファッションガイドなどファッションライター、セミナー講師としても活躍中。

プライベートでは2016年生まれの男児を育てる1児の母。

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