服が傷むペースでわかる、最適なお買物方法

 

このところ常連のお客様との再会が多く
近況を伺いながらの楽しいパーソナルスタイリングが続いています。

何度も繰り返しご利用いただくことのメリットはたくさんあるのですが、
なんといっても1番は、
その方の洋服の着用に関する癖と、
洋服が傷むスピードをふまえたご提案ができるようになることです。

服が傷むペースでわかる最適なお買物法たとえば、同程度の耐久性を持った服でも、
Aさんは1シーズンでくたくたに着古してしまい、
Bさんは3年目に入ってもまだまだ着られる状態、という風に
その人によって洋服がどれくらいもつかはかなり異なります。

その原因は、洗濯の仕方とか
普段の行動とかいろいろありますが、
一番大きいのは、

気に入った少数の服を繰り返し着るタイプ
いろいろな服をまんべんなく着たいタイプなのか

という点です。

 

前者の人には、たくさんの服をおすすめしても、
結局その中のお気に入りの上位数枚の服しか着ません

なので、それがわかれば、その必要枚数以上のお買い物は勧めません。
少数精鋭の服を着倒して
それらが傷んだら一斉入れ替え。

お勧めする洋服の価格帯も、
着倒して惜しくない程度の価格帯となります。

 

後者の人には、毎回、不足している形や色をプラスするように
ピンポイントで買い足しのお勧めをします。

この定期的な買い足しによって
前に買った服を、また違ったコーディネートで
新鮮に着られるようにマネジメントしていきます。

こちらのタイプは、一度に購入する量は少ないので
一点あたりの予算の振り分けも多めに。

 

こんな風に、洋服を着る時の癖によって
最適なお買い物のペースや予算配分が決まります。

あなたの洋服を着る時の癖は、どちらにあてはまるでしょうか?
それがわかると、洋服費の見通しも
立てやすくなりますよ〜。

 

 

久野梨沙 Risa Hisano

スタイリスト・服装心理カウンセラー久野梨沙

(株)フォースタイル代表取締役、(社)日本服装心理学協会代表理事。

大手アパレルメーカーで年間売上総額60億円に上るアパレル商品を手掛けた経験と、 心理カウンセラーとしての知識を活かし、独自の「服装心理学に基づくパーソナルスタイリング」を生み出しました。
All Aboutファッションガイドなどファッションライター、セミナー講師としても活躍中。

プライベートでは2016年生まれの男児を育てる1児の母。

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