カプセルワードローブがうまく作れないのは、自分の性格を把握出来ていないから

カプセルワードローブがうまく作れないのは、自分の性格を把握出来ていないから

こんばんは!
パーソナルスタイリスト・服装心理カウンセラーの久野梨沙(@RisaHisano)です。
ファッションで人の心を知り、動かす「服装心理学®」を活用した個人向けスタイリングやスタイリスト育成、講演活動などを行っています。

カプセルワードローブがうまく作れないのは、自分の性格を把握出来ていないから

カプセルワードローブっていう言葉を知ってますか?

 

「まるでカプセルに収まるくらいに最小限にまで抑えた数のワードローブで毎日着まわそうという考え方」のことで、少し前から海外では話題になっています。

 

日本でも震災以降、持っている物を最小限かしたいという人が増える一方であることを感じています。

なので、パーソナルスタイリング時にも「ワードローブを最小限にしたい」というご依頼を頂くことがとても多いのですが、「カプセルワードローブ」という言葉を使うのは、海外在住の方や外資系の会社員の方だけといった印象。

でも、「ワードロープを最小限にしたい」というより、「カプセルワードローブを決めたい」といった方がなんとなくモチベーションが上がるので、私的にはこの言葉結構お勧めです(笑)。

カプセルワードローブを作るときのよくある間違い

さて、最少ワードローブでもカプセルワードローブでもどちらでもいいのですが、これを作ろうと思った時。

 

よく言われる手法としては

 

・1年間着ていない服は処分しましょう

・似合うものだけを残しましょう

・ベーシックなアイテムがあれば他はいらない!

 

といったこと。

でも、これらの方法には一番大事なことが抜け落ちているんですよね~・・・・・・。

それは自分の性格を考慮することです。

 

例えば上に挙げた3つのポイントですら、矛盾する可能性があることは分かりますか?

 

もし似合う服がとてもデザイン性が高い服で、ベーシックとはかけ離れたものだったらどうする?

もし1年間袖を通していない服でも、ベーシックなものであれば残すの?などなど。

 

つまり、世の中に出回っているカプセルワードローブの作り方というのは、要はその人が成功したやり方である、ということ。

だから、それぞれの方法が矛盾することがあるのは当たり前なんです。

絶対的にどれが正しくてどれが間違っているというものではなくて、性格は人それぞれですから、自分に合ったやり方を見つける必要があるということなんですね。

 

この辺りはダイエットの方法論に近いものがあります。

食も衣も生活に密着した行動ですから、自分の性格を踏まえた攻略法が必須というわけです。

 

服を着るのは毎日のことだからこそ、自分の性格を考えたラインナップにしないとストレス激増!!

服を着るのは毎日のことだからこそ、自分の性格を考えたラインナップにしないとストレス激増!!

まだカプセルワードローブという言葉はありませんでしたが、パーソナルスタイリングを始めた当初から「最小ワードローブを作って欲しい」という依頼を受け続けて早13年。

ワードローブ構築だけでも1000件以上担当してきましたが、カプセルワードローブ作りの手法はお客様によって変えています。

リバウンドを起こさないようにするには、とにかくその方の価値観や趣味嗜好を知って、それにしっかり合わせていく必要があるからです。

 

そのときに便利なのが、うちでパーソナルスタイリングを受ける方には必ず全員に受けて頂いている「服装心理診断」です。

 

5つの性格傾向別・カプセルワードローブの作り方

5つの性格傾向別・カプセルワードローブの作り方

 

 

服装心理診断では、着想行動(服を着たり、服飾品を身に付けたり、お化粧をしたりといった装う行動)に強く影響する5つの価値基準のうち、それぞれをどの程度強く持っているかをテストを通じて点数化します。

上画像にそれぞれの特徴が載っていますので、あなたはどれが強そうか、ちょっと予想してみて下さいね。

 

さて、この服装心理別のカプセルワードローブ作りでの注意点はこんな感じになります。

 

合理性が強い人は・・・

合理性が強い人は・・・

カプセルワードローブの考え方に最もはまるのが、この「合理性」です。

実際に私にカプセルワードローブ作りを依頼して下さるお客様の7割程度が、高い「合理性」を持っている傾向にあります。

 

合理性が高い人は、生活の中に手間がかかることや非合理的なことが存在することがとても嫌い。

カプセルワードローブ作りはなんと言ってもワードローブ管理が合理的になるのが一番のメリットですので、合理性が高い人がこれに着手したいと思うのは当然のことだと思います。

 

しかし、同じ合理性でも、カプセルワードローブに何を求めてるかを細かく確認していくと、実は人によって微妙に異なる点は注意したいところ。

 

例えば洋服のお手入れに一番手間を感じているタイプであれば、カプセルワードローブを作る際にその点を重視して考えなければ、強いストレスになります。

残す洋服を全て家庭洗濯できるものにするとか、ノーアイロンでいけるものにするなど、です。

 

カプセルワードローブは枚数を減らす訳ですから一般的には洗濯の頻度が高くなります。

週末まで洗い物を溜め込んでおいて、いっぺんに洗濯というわけにはいきません。

ですから、洗濯の手間を極力省きたいという人にとって、手洗いが必要なものばかりというのは非常にストレスになりますので要注意!

 

逆に

「手洗いはお風呂に入った時に一緒にやればいいからそれほど苦じゃない。ただ、コーデを考えるのがとにかく面倒くさい!」という人であれば、カプセルワードローブを作る時に着回しは考慮せず何パターンかのセットを作ってしまって、それを繰り返し着ると決めるのがよいことも。

 

また、動きやすさという機能性を重視するタイプの方であれば、生活シーンをよく考慮する必要アリ。

自転車に乗るならヒラヒラしたスカートは絶対NGですし、座り仕事が多いようであればウエストや腿がタイトでないものを。

板書する先生であれば肩があがりやすいものなどなど・・・・・・。生活シーンによって必要な機能性も変わってきますね。

何かの雑誌や誰かのアドバイスを真に受けて似合うもの重視でワードローブを揃えてしまって機能性が伴っていないと、見た目は素敵でも本人的には非常にツラい、という結果に。

 

規律性が強い人は・・・

規律性が強い人は・・・

 

「規律性」は、自分なりのこだわりやマイルールが生活全般に強くあるタイプ。

このタイプは同じ物事を繰り返すことを好みます。全てを習慣化したいと感じるタイプなので、この人達がカプセルワードローブを望むのは、「あれこれ色々な着回しをしたり、毎日毎日新しくコーディネートを考えたりすることが性に合わない」という理由からです。

 

ですから、カプセルワードローブ作りも「着まわしやすい最小限のワードローブを揃える」というよりは「決まった組み合わせを必要なパターン数だけ作る」という形になり、どちらかといえば制服化するという言葉の方が近い作業になります。

 

規律性の人のこだわりポイントは本当に人それぞれで、特定のデザインにこだわりを持っているタイプ(例えば「私はスカート派で、パンツは履かない」といったようなこだわり。似合う・似合わないとは関係ないケースがほとんど)もいれば、品質にこだわりがあるタイプ、ブランドにこだわりがあるタイプなど色々いますので、そのこだわりをしっかり満たした「制服」でなければ、日々着るのがストレスになりますので注意します。

 

一般性が強い人は・・・

一般性が強い人は・・・「一般性」は、服が周りになじんでいるかを最も重視するタイプ。おしゃれで差別化を図るのではなく、周囲に同化したいと思うタイプです。TPOを最重要視するのもこの人たち。

 

このタイプもカプセルワードローブを求める一番の理由は規律性が高い人と同じく「毎朝服を決めるのが大変だから」なのですが、なぜ大変と感じているかは大きく異なります。

 

規律性は毎日違うことをしたくないという理由ですが、一般性の場合には、毎日毎日「これでおかしくないかな」「これで周りから変に思われないかな」と悩むのが苦痛なのです。

周りからどう思われるかを悩むわけですから、自分一人では一向に答えが出ない。だからいつも考えた時間と苦労の割には正解の手応えが得られず、疲ればかりが残ります。

 

こういう人は、自分一人でカプセルワードローブを作ったところで結局「この服だけで大丈夫かな」とまた悩むだけ。

だから、ワードローブを絞り込む際に他者のアドバイスは必須でしょう。

 

この人がおかしくないといえば大丈夫なんだ、とあなたが信じられる誰か。たとえばおしゃれな友人でも良いですし、ショップ店員さんでも良いですし、もちろん私のようなパーソナルスタイリストでも!

ただ、アドバイザーを選ぶときに1点だけ注意して欲しいのは、あなたの生活環境をしっかり把握してくれる人を選ぶということ。

周りの環境になじむことが最優先なんですから、その環境を理解しようとしてくれる人にアドバイスを求めないと意味がありませんからね。

 

愛着性が強い人は・・・

愛着性が強い人は・・・

 

「愛着性」は情が深いタイプなんですが、この情は物へも向かうので、服が捨てられず溜まっていく人が多いんですねぇ・・・。

 

なので、愛着性タイプがカプセルワードローブを目指すときっていうのは、その正反対に「物が多すぎてもうどうにもならなくなったとき」っていうケースがけっこうありまして。

服にうもれながら「もうこんな生活イヤ!私、ミニマリストになる!!!」的な。

なので、カプセルワードローブの前に、服の処分という高いハードルがあってそれで挫折してしまうことが多いんです。

 

ここを乗り越えるには、服の処分法をちゃんと考えるのが大切。

 

パーソナルスタイリストとか整理収納アドバイザーの服の整理のお手伝いサービスって、収納法教えて、処分するアイテムを仕分けて~はい終了!っていうのが多いんですけど、それだと確実に失敗します。

なぜって? 仕分けたアイテムがもったいなくて処分できなくなるから!!

 

なので、処分方法までしっかり考えておくのが大切なのですが、できれば「処分することが誰かのためになる」方法がベスト。

まだ着られる服であれば友達に譲るとか、フリマアプリ使って売るとか、リサイクルショップ持っていくとか、寄付するとかね。

そうこうして処分が成功したら初めてカプセルワードローブ作りに着手です。

 

ワードローブを最小化しておくのは愛着性の人にとっては非常に良くて、服を買ったら捨てられない人ですからね。

買う量・持つ量を制限するというのはとても有効なのです。

 

独創性が強い人は・・・

独創性が強い人は・・・

新しい物好きで飽きっぽい「独創性」の人はワードローブをたくさん持っていたいと思う人が多いんですが、そんなタイプがカプセルワードローブを目指すときっていうのは、そう。それがマイブームになっているときです!

 

世の中で断捨離やミニマリストが流行ってきて「私も私も~!」って感じで飛びつく独創性の人、結構いらっしゃいます。

そういうお客様がいらっしゃった場合には、まずは私は「本当にワードローブが最小限で良いのか」をまず話し合いさせて頂きます(笑)。

 

が。

それでもやる、というときはとことんお付き合いしますよ。

そんなときお薦めなのが、持つワードローブは常に最小限にするんだけど、それを早いタームで総取っ替えするという方法。

 

いずれにせよ飽きっぽい独創性。

傷むより速いペースで持っている服に飽きることが多いです。

たくさん服を持っていれば1枚あたりの着る回数が減りますので飽きるまでの期間を延ばすことができますが、たくさん着倒して、さっと総取っ替えするというのもわかりやすくてよいものです。

 

そこで重要になってくるのが、服の1点あたりの予算設定です。

1シーズン~2シーズンで総取っ替えするとなると、そのたびにまとめ買いの費用がかかることに。ですからこれまでと同じ価格帯の服を買っていたらお財布に大打撃です。

1シーズン着倒しと割り切って、プチプラな服を活用するとよいですね。

 

***

 

クローゼットには自分の性格が表れるといいますが、カプセルワードローブ作りには逆に自分の性格をクローゼットに落とし込む技術が必要。

自分の性格って自分ではなかなか把握しきれないものです。

 

セルフコーディネートレッスンでは、今回ご紹介した服装心理診断のカリキュラムも含まれていて、似合うと性格の両面からのワードローブづくりを学べます。

一緒にあなたにぴったりのカプセルワードローブを考えませんか?

 

 

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久野梨沙 Risa Hisano

スタイリスト・服装心理カウンセラー久野梨沙

(株)フォースタイル代表取締役、(社)日本服装心理学協会代表理事。

大手アパレルメーカーで年間売上総額60億円に上るアパレル商品を手掛けた経験と、 心理カウンセラーとしての知識を活かし、独自の「服装心理学に基づくパーソナルスタイリング」を生み出しました。
All Aboutファッションガイドなどファッションライター、セミナー講師としても活躍中。

プライベートでは2016年生まれの男児を育てる1児の母。

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