どうして似合うジャンプスーツを見つけるのは難しいのか?

”つなぎ”に見せない!似合うジャンプスーツの選び方のコツは「ウエスト」にあり

こんばんは!
パーソナルスタイリスト・服装心理カウンセラーの久野梨沙(@RisaHisano)です。
ファッションで人の心を知り、動かす「服装心理学®」を活用した個人向けスタイリングやスタイリスト育成、講演活動などを行っています。

”つなぎ”に見せない!似合うジャンプスーツの選び方のコツは「ウエスト」にあり
source:Philo Nordlund

今季から次の秋冬にかけて大流行しそうなのがジャンプスーツ

トップス部分からパンツまでがひとつながりになっているアイテムで、オールインワンとかコンビネゾンなんて呼ばれることも。

また、今季は、襟やジップアップのディティール、ポケットなどがついてよりスポーティーなデザインになったジャンプスーツを「ボイラースーツ」と呼び、そちらも人気に火がつき始めています。

 

出かける前、時間がないときなんかは一枚で決まるワンピースがあると便利だな、と感じますよね。

このジャンプスーツも、ボトム部分がパンツという違いはあれど、一枚でコーディネートが済むという意味ではワンピースと同じ。

だから使いこなせればおしゃれの時短に繋がります。

しかし、ワンピースに比べて選ぶのが難しいのも、やっぱり「ボトム部分がパンツである」という違いが大きなネックになってくるから。

 

ここを理解せず丸腰でジャンプスーツを着るから、「つなぎ着てます」感に終わってしまうのです……。

 

どうして似合うジャンプスーツを見つけるのは難しいのか?

どうして似合うジャンプスーツを見つけるのは難しいのか?

元々、パンツというものは、スカートに比べて体型とのフィット感をシビアに求められるアイテムです。

 

スカートであれば、例えばヒップや太ももなどが多少サイズが合わなくてもあまり気づかない。

特にフレアスカートなんかは、多少ゆるくても腰骨で止まればまあこんなもんかな、と思うし、ウエストぴったりでもこういうデザインなんだろう、と思うでしょう。

体型の個人差に対しての許容度合いが大きいんですよね。

 

それに対してパンツは、そのパターンが自分の体に合わないと途端に悲惨なことになります。

まずは、ウエストが入らない・ヒップが入らないといった「幅」「周囲」の観点で。

そして、「自分の脚の長さに合わせて丈詰めをしたらパンツのフレアが全部無くなった」なんていう経験をした人も少なくないように、「丈」「長さ」の点でも、相性が大きく影響するアイテム。

 

私のパーソナルスタイリングのお客様からのお悩みも、スカートよりも「自分の下半身に合うパンツの形が見つからない」というお悩みの方が圧倒的に多い!

 

その上、ここにさらにトップスがくっついてくるわけですから。

パンツに比べて単純に考えても難しさ2倍、です。

ワンピースに比べてよりタイトに体に添っていくアイテムだからこそ、体の形とそのジャンプスーツが想定している形とが合っているかどうかが、非常に重要になってくるということは、当然のことですよね。

 

でもでもでも。

 

だから、着る人が少ない。

だからこそ、自分に似合うものを見つけられたら、それを着るだけでおしゃれ上級者っぽく見える。

おしゃれという評価の一面は「希少性」が担っていますから、着る人が少ないアイテムを上手く着こなせたらそれだけで有利なんです。

 

そう考えれば、ちょっとがんばって探してみる気になりませんか?

しかも、トレンドになっていると言うことは、いつもよりデザインのバリエーションが豊富になっているということ。

自分に似合うものを見つけるチャンス!とも考えられますよね。

 

ジャンプスーツを購入する上での基本的な注意事項

 

では、さっそく探してみよう、と思ってもらえたなら。

まず、試着はマストです。絶対にやってくださいね。だって自分の体の形に合っているかどうかが最も大事なアイテムですから。

 

それもただ試着するのではなく、着たらなるべく遠くからチェックすること。

具体的には、鏡から2m程度は離れてみて下さい。

 

ってことは、試着室の中で鏡を見るだけでは、大抵の場合ダメですね。試着室の中だと、たいていの場合鏡からそんなに距離は取れませんから。

 

あとお薦めは、スマホで写真を撮ってもらって客観的に見ること。

これは、この記事でお伝えした通り、小さいサイズにすることで把握しやすくなるタイプの人がいるからです。

 

その上で、自分の体型タイプにあったデザインを知っていればなお良し。

そこで、フォースタイルの体型診断4タイプに沿って、似合うジャンプスーツの形をお伝えしましょう。

 

ポイントはウエスト位置とボリュームバランス!体型タイプ別・似合うジャンプスーツ

ポイントはウエスト位置とボリュームバランス!体型タイプ別・似合うジャンプスーツ

 

フォースタイルの体型診断4分類は、体の正面・そして横から見たシルエットの特徴を計測して分類するので、ジャンプスーツのような、体の形に合わせることがシビアに求められるアイテム選びには最適です。

 

自分の体型タイプがどれなのか?セルフチェックしたい方はこちらで試してみて下さいね。

 

体型タイプX型向け・似合うジャンプスーツ選びのコツ

 

まず、X型。上半身と下半身のボリュームに均整が取れていて、ウエストがしっかりくびれているタイプです。

 

このタイプは、体に添わせるアイテムが基本的には得意なので、ジャンプスーツも似合いやすいんですよね(でも日本人には少ないタイプなんですが・・・)。

 

よりその体型を活かすなら。

 
体型タイプX型向け・似合うジャンプスーツ選びのコツ
source:Mathilda Samuelsson

 

こんな風に、

 

・しっかりウエストをしぼったデザイン

・肩のラインが角張っていたり、直線的なディテールが多いデザイン

・固めの素材感

・ボトムはフレアシルエットがベスト

 

といった条件で選ぶと、X型の体にフィットするものが選べます。

 

体型タイプX型向け・似合うジャンプスーツ選びのコツ
source:CastawayVintage

 

 

こんな感じのも◎。

X型の人は、胸元をざっくり開けても淋しくならずすっきり見えるので、Vゾーンが開くのも良いですね。

 

体型タイプV型向け・似合うジャンプスーツ選びのコツ

 

続いて、V型。上半身ががっしりとしている反面、下半身は華奢だったりと、上半身に比べて相対的にボリュームがないタイプです。

 

V型は、肩幅が広い人がほとんどなので、その場合まずは、ウエスト位置を低めにするというのがまず意識したいポイントなんですよね。

上半身の長さを長くした方が、肩幅が狭く見せられる錯覚効果が出てスッキリするんです。

 

例えばこんな感じに。

体型タイプV型向け・似合うジャンプスーツ選びのコツ

 

 

X型におすすめのジャンプスーツに比べてウエスト位置が低くなっているの、分かります?

で、ここでもう一つ大事なのが、X型とは逆にウエストは絞らないことです。

低い位置で絞ってしまうと、今度は妙に上半身が長く見えることにもつながりますので、あくまでしぼらず「線として見せるだけ」という感じです。

 

あと、カシュクールのデザインもがっちり上半身をすっきり見せるので◎。

 

体型タイプV型向け・似合うジャンプスーツ選びのコツ

 

あとはこちらのような、ウエストマークのない全体的にダラっとゆるいラインのコンビネゾンもV型の得意アイテム。

 

こういう全体的にルーズシルエットなアイテムって、肩がしっかりしていないと着こなせないんですよね。これをなで肩さんが着ちゃうと、途端にだらしなく見えちゃう。

 

胸元が大きめに開いていて、デザインポイントが低いところも似合うポイント。

 

体型タイプA型向け・似合うジャンプスーツ選びのコツ

 

お次はA型。V型とは逆に、下半身にボリュームがあるタイプ。

胸はある人もいますが、肩幅が狭かったりなで肩だったりと、全体的に丸みが強いのが特徴の人たち。

体型タイプA型向け・似合うジャンプスーツ選びのコツ
source:Carrie A.

 

 

V型と逆ってことは…もうわかりますよね。

そうです、ウエスト位置は4タイプの中で一番高めに設定します。実際のウエストよりやや高めか、胸下切り替えのものでもいいくらい。

 

上半身の長さをコンパクトにすることで、上半身の幅や厚みを増して見せる。そうすると下半身のボリュームが気にならなくなる、といった考え方です。

 

また、素材は柔らかいもの薄いものを選んで下さいね。

ジャンプスーツのような面積の広いアイテムほど、肩にボリュームがない方は軽いものを選ばないと、着られている印象になってしまいます。

 

体型タイプA型向け・似合うジャンプスーツ選びのコツ
source:Love Lira Fashion

 

 

ボトム部分は上画像のように、ヒップまわりにギャザーが寄っていて、裾に向かって柔らかくすぼまっていくラインがベスト。

下半身のボリュームが気になるので短めの丈を選び、足首を見せると着痩せにつながりますよ。

逆に胸元は大きく開けず、埋めてボリュームを出して見せます。ドレープやギャザーが寄っているとさらに◎。

 

体型タイプI型向け・似合うジャンプスーツ選びのコツ

 

最後にI型です。

このタイプが1番ジャンプスーツの「つなぎ感」に悩まされるタイプかもしれません。それは、体にメリハリがないいわゆる「寸胴型」なので、まっすぐなアイテムのジャンプスーツをただ着るだけだと、そのメリハリのなさが余計に強調されてしまうから。

 

そんなI型のコーデのセオリーはトップスとボトムスのボリュームにコントラストをつけることなんですが、それをジャンプスーツに応用すると、こんな感じになります。

 

体型タイプI型向け・似合うジャンプスーツ選びのコツ

 

ジャンプスーツでどこかにボリュームを思い切り出すとしたら、デザイン的には袖が一番出せる確率が高いパーツ。

実際に商品を探してみると、フレアスリーブは結構多いのでこれならI型さんの体にボリュームのコントラストが出ます。

 

体型タイプI型向け・似合うジャンプスーツ選びのコツ

 

こちらは、ドルマンスリーブでトップス部分はボリュームたっぷり。それと対比してボトムスはスッキリのデザイン。

やっぱりジャンプスーツではトップス部分にボリュームがでるデザインを探すのが一番簡単そうですね。

 

似合うジャンプスーツ選びの秘訣を一言でいうと・・・

 

ずばり、ウエスト位置に気をつけろ!ってことになりますかね、一番は。

 

それも体型タイプによって、高め低め、絞る絞らないなど変わってきますのでその辺りは上述の内容でしっかりチェックして、自分ならどういうタイプかを覚えて下さいね。

 

そして冒頭にも書いたように、商品としてはハイウエストなものでも、自分にサイズがしっかり合わなくてハイウエストにならない・・・なんて現象が起きやすいのがジャンプスーツですから、その辺りはしっかりと試着でご確認を!

 

 

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久野梨沙 Risa Hisano

スタイリスト・服装心理カウンセラー久野梨沙

(株)フォースタイル代表取締役、(社)日本服装心理学協会代表理事。

大手アパレルメーカーで年間売上総額60億円に上るアパレル商品を手掛けた経験と、 心理カウンセラーとしての知識を活かし、独自の「服装心理学に基づくパーソナルスタイリング」を生み出しました。
All Aboutファッションガイドなどファッションライター、セミナー講師としても活躍中。

プライベートでは2016年生まれの男児を育てる1児の母。

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