こんばんは!
パーソナルスタイリスト・服装心理カウンセラーの久野梨沙(@RisaHisano)です。
ファッションで人の心を知り、動かす「服装心理学®」を活用した個人向けスタイリングやスタイリスト育成、講演活動などを行っています。

 

「黒を着れば痩せて見えると思って・・・」とおっしゃる男性や、
「おなかとお尻が気になるから、ふんわりしたトップスでいつもカバーしています」という女性。

体型が気になる人は、そんな風に、世間で広く信じられている体型カバーテクニックを取り入れて、自分なりに対策をしているものです。

でも、私がパーソナルスタイリストとしてご依頼頂いた際に体型診断をしてみると、
その体型カバー方法がまったく体に合わずに逆に太って見せていた!
ということも実は良くあるのです。

巷に「着やせコーディネート」と呼ばれるモノはたくさんありますが、本当に効果を出したかったら、自分の体型に合うテクニックを使うことがとっても大事。

私は、これまでのスタイリストとしての10年を超えるキャリアの中で、1万人に上る方々へのファッションアドバイスを通じて、体型のタイプを分析し、独自の分類法を作り出しました。
この分類法は一般的な体型の診断に使われるような「触って診断する」ものではなく、体型の採寸データに基づく統計処理に基づいた正確な診断です。

 

そして、その診断結果の4つのタイプそれぞれに、「これをすれば確実にすっきり見える!」という鉄板着やせテクニックがあるんです。

この記事では、皆さんの体型タイプをセルフチェックした上で、あなたの体型タイプにぴったりあった着やせテクニックをお伝えします!

自分の体型の特徴がわかる!フォースタイルの「4タイプの体型診断」

着やせ服がわかる体型タイプ

肩幅と腰幅が大きく、それに対してウエストのくびれがはっきりとしているのが、X型です。

女性の場合には胸もおしりも大きく、そのためにぽっちゃり見えるようで気になる、と感じている人が多いタイプです。

男性の場合には、元々骨格的に胸板が厚く、お尻や太ももにも筋肉がつきやすいので、ずっしりと重みのある体つきになりやすいタイプです。

続いてのV型は、太ったときに、上半身に肉がつきやすいタイプ。
男女ともに、胸やおなかの上の方、そして何より「二の腕が一番気になる!!」という方が多いのが特徴です。

上半身に比べると下半身は比較的肉付きが少ないため、「ぽっちゃり」というより「がっちり」に見えるタイプです。

そして、I型
ウエストのくびれがない「ずん胴」なのが気になるのはこのタイプです。

男女ともに、全体的にそれほど太っていないように見えるのにおなかだけぽっこりしてしまっている人はこのタイプとなります。

最後は、下半身太りに悩まされるA型です。

上半身にはあまり肉がつかないけど、おなかから下、お尻や足も太くなってきた・・・・・・と気になるならこのタイプ。
男性は、野球やサッカーなど下半身を使う運動を昔良くやっていて、その上から脂肪がついてしまった、という方が多く見受けられます。

自分の体型を鏡でよく見て、どの箇所が一番気になるのか、
全体のシルエットはどうなっているかを確認してみてください。
上の4タイプのうち、どれに一番近いですか?

タイプがわかったら、いよいよ「鉄板着やせコーディネート」をチェック!

X型は「ウエストマーク」すれば見た目マイナス3kg!

せっかくウエストのくびれははっきりしているのに、がっちりした上半身や、お尻の大きさばかり気にしてしまっている人が多いX型。
なので、全身ゆったりした服でカバーしようとする人も多いのですが実はそれが一番やってはいけないコーディネート!

せっかくのウエストのくびれまで見えなくなってしまうので「全体的に大きい人」に見えてしまいます。

フォースタイルでのパーソナルスタイリングを受けて頂くと、採寸を行った際に、肩幅とウエストの差、そして腰幅とウエストの差をしっかり計測して、X型かどうか正式にわかります。

さて、X型が痩せて見せるには、「ウエストのくびれをしっかり見せること」が大事。
これをウエストマークといいます。

ウエストマークで着やせする女性のコーディネートウエストマークで着やせする男性のコーディネート

男性であれば、だぼだぼのカジュアルコーディネートはNG。
休みの日でも、比較的かっちりしていてウエストが絞られた形のジャケットとジーンズ、といったようなキレイめカジュアルが良いでしょう。

女性も、ウエストシェイプがしっかりされたワンピースを着たり、チュニックを着るなら、ウエスト部分に上からベルトを巻いて絞ることがマストです。

男女ともに、シャツを着るなら裾をINしましょう。

こちらのページでは、X型にお薦めのコーディネート例をまとめてチェックできます。ご参考に!

V型は上半身の「抜け感」がキーワードに!

上半身が気になると、そこを隠したくなるのが人間というもの。しかし、そこをぐぐっとこらえて、開けましょう!見せましょう!
隠してしまうと余計に上半身がおもーーく見えてしまいます!!

首を開けて着やせする男性のコーディネート上半身着やせの女性コーディネート
男女ともに、首回りは大きく開ける!
シャツのボタンを一つ余計に開けるとか、広めに首回りがあいたカットソーも◎。

あと、秋冬は、長袖じゃなく、手首が見える長さのトップスを着ましょう。
7分袖とか8分袖といわれるアレですね。
上半身の中で、首と手首は誰でも細いところ。
ここを見せることで、実際よりもほっそりと見せる効果があるんです。

でも、男性の中では「仕事の時にはスーツにネクタイだから首も手首も見せられない!」って方もいますよね?
そんな方は、少しだけ、ジャケットの長さを短くするのがお薦めですよ。
横方向ではなく、縦方向に、上半身の面積を抑えるだけでもだいぶすっきり見えるはず!

フォースタイルのパーソナルスタイリングで採寸すると、
「肩幅が大きいんじゃなくて、下半身が標準よりだいぶ小さい!」などなど、同じV型でも、より詳しく体型の特徴がわかって、より効果の高い体型カバー法をお伝えできます。

また、こちらのページでは、V型にお薦めのコーディネート例をまとめてチェックできます。よりイメージがつかめるはず!

I型は、あえてたっぷりしたシルエットの服を!

おなかがとにかく気になるから、そこをベルトでぎゅっと締める・・・I型の方には、そんな体型カバーは逆効果!
かえってぽっこりおなかに視線を集中させてしまいます。

フォースタイルのパーソナルスタイリングの採寸のとき、ウエストサイズばかりを気にするのがI型の方の特徴ですが、実際には、全体のサイズ感を測って、そのバランスを見る方がよっぽど大事。

ゆったりしたシルエットで着やせする男性のコーディネートゆったりしたシルエットで着やせする女性のコーディネート

I型の方は、「細く見せる=細いシルエットの服を着る」という固定概念を今すぐ捨てて下さい!
逆に、たっぷりしたシルエットのニットに大きめのジーンズを腰履きする・・・といったゆるめの服を使って、相対的に体を細く見せる方が効果大。

その際、「手首」「首」「足首」の3つの「首」は露出を。
そうすると、細い部分だけが強調され、ゆるいシルエットとの対比で全体的にすっきり見えるはず!

こちらのページでは、I型にお薦めのコーディネート例をまとめてチェックできます。ゆるめでも多くのバリエーションが作れますよ!

A型は、「ボリュームを引かずに足す」逆転の発想で!

さて、最後はA型。
年齢を重ねるにつれ、重力に負けてどんどん肉が下へ下へ・・・自然の摂理に悩んでいる人が多いのがこのタイプです。

そんなA型の方をパーソナルスタイリングの際に採寸すると、下半身に比べて上半身が細いというボリュームの差が、かえって下半身のぽっちゃり感を引き立てている、ということがわかるのです。

だからこそ、体型カバーのポイントは、「着やせと考えず、上半身・下半身のボリューム差を解消すると考える」こと。

下半身着やせの男性のコーディネート下半身着やせの女性のコーディネート

男性であれば、シャツ+ジャケットというようにハリのある素材を重ね着して上半身に厚みを出しましょう。
女性なら、フリルやリボンなど、ボリュームが増すデザインパーツがついたトップスをセレクト。

かつ、上半身はあまり露出しないように、首回りが詰まったものがお薦めです。
マフラーやストールを使うのもいいですね。

着やせしようと思うと、ついボリュームダウンばかり考えがちですが、上半身にボリュームを足し、相対的に下半身を細く見せる方がよっぽど簡単!

ボリュームを足すというのがイメージつきづらい方は、ぜひこちらでA型にお薦めのコーディネート例をチェックしてみて下さい。感覚がきっとつかめるはず!

noteのメンバーシップ「服装心理lab.」では
おしゃれの"超"基本と服装心理学が学べるコンテンツを配信中!

noteのメンバーシップ「服装心理lab.」は、隙間時間に気軽にファッションを学べる場。

服装心理学とおしゃれの"超" 基本が身につくコンテンツをお届けしています。

あなたが自分の生活の中で、無理なく楽しみながら自分らしいファッションを構築できるように。

テキストコンテンツと音声配信でしっかりサポートしていきます。

是非以下のリンクをクリックしてご入会下さい!

詳細・ご入会はこちらから!

 

 こちらの記事もお薦め!

ミモレ丈スカートが似合わない?それはトップスの選び方に問題あり!
体型にぴったりのパンツの見つけ方
ゆるめシルエットが似合う体型タイプ