パーソナルカラー診断で似合わないと言われた色を着たい!

パーソナルカラー診断で似合わないと言われた色を着る方法

このところ、パーソナルスタイリングのサービスでも、
ファッションビジネススクールの方でも
パーソナルカラー診断に関するお問い合わせが多くなってきました。

毎年、9月から12月までは
パーソナルカラー診断のご希望が増えます。

それは、秋冬ファッションが
どうしても暗い色ばかりで
マンネリコーデになりがちだから。

カラーコーデに迷いを感じる機会が多く、
それが「似合う色を知りたい!」という
モチベーションにつながるんでしょう。

でも今年は例年以上に、「再診断」のご依頼が多い!

ほとんどの方が、
「似合うと言われた色と、
着たいと思う色が違うが、
どうすればよいのか教えてもらえなかった・・・
だから、フォースタイルで改めて診断してもらいたい」

とおっしゃいます。

ひどいケースになると、
似合う色をどうコーディネートしたらよいか
カラーリストさんにたずねたら、

「組み合わせを考えるのは難しいから、
似合う色のワンピースを着てください」

と言われたとか・・・

毎日ワンピースですか・・・
それは無理ですよね・・・(><;)

こういうアドバイスを受けた方が
一人二人の話じゃないから
びっくりです。

カラーの知識がある人が、
ファッションの知識も同じようにあるとは限りません。

だから、ファッションにおける色の使い方を聞いても、
満足できるような答えが返ってくるとは限らないのは
当たり前なのですが・・・

お客様としては、

「似合う色だけ教えてもらったって、
使い方がわからなきゃ意味がない!」

と怒りたくなるのもわかります。

それで、「パーソナルカラージプシー」に
なってしまうんですよね・・・

結論からいうと、
似合わない色の服でも、
似合うようにコーディネートすることは可能
です。

だって、ファッションの要素のうち、
色以外に、
「形」「素材」
2つも違う要素があるんです。

同じ黒でも、

ウールの黒と、
モヘアニットの黒と、
サテンの黒と、
レザーの黒では

ぜーんぜん見え方が変わりますよね?

むしろ、色だけで
似合うコーディネートを作れると
考える方が危険!

顔色と相性が悪い色は、
素材や形の選び方、
コーディネートの仕方を工夫して
着こなしましょう。

似合わない色と言われたからといって
その服を捨ててしまわずに、
ぜひ一度相談してくださいね!

また、弊社のファッションビジネススクールでは
こういったよくある事例を元に
お客様に満足していただけるサービスを提供できるよう
訓練しています。

 

久野梨沙 Risa Hisano

スタイリスト・服装心理カウンセラー久野梨沙

(株)フォースタイル代表取締役、(社)日本服装心理学協会代表理事。

大手アパレルメーカーで年間売上総額60億円に上るアパレル商品を手掛けた経験と、 心理カウンセラーとしての知識を活かし、独自の「服装心理学に基づくパーソナルスタイリング」を生み出しました。
All Aboutファッションガイドなどファッションライター、セミナー講師としても活躍中。

プライベートでは2016年生まれの男児を育てる1児の母。

詳しいプロフィールはこちら!