カジュアルファッションが「ご近所着」に見えてしまう人の理由と解決策

夏に近づいてくるこんな時期に、男女問わずお客様から聞くことが多くなるお悩み。
それは

「カジュアルな服を着ると、単なる『家着』に見えてしまってかっこよく決まらない!」

というもの。

そんなお悩みを持つ方は、
「若い頃は、カジュアルな服装がもうちょっと似合っていたんだけど・・・・」
と、皆さん口を揃えておっしゃいます。

なので、年齢を重ねたせいでカジュアルが似合わなくなったんだと思い込んでいる方がほとんどです。

では、
本当に年齢を重ねるとみんなカジュアルが似合わなくなるのか?
というと答えはNO。

「年齢を重ねると、自分に似合わないテイストはより違和感が増し
自分に似合うテイストはより似合って輝きが増す
というのが正しい表現です。

カジュアルが似合わなくなってきた、とお悩みのお客様の
お顔パーツ分析を行うと・・・・

フォースタイル顔パーツ分類

皆さん、この図でいうと下のエリアである
「Adult」に分類されるタイプという結果になります。

目の位置の高さや、顔の縦と横の比率などのバランスが原因で、
顔が大人っぽい印象を持つのです。

顔がAdultタイプの方は、
洋服の素材は重厚感があるものや高級感がある物が似合い、
柄もデザインディテールも大ぶりなものが似合います。

それに対して、カジュアルと呼ばれる種類のアイテムは、
さらっとした綿や動きやすいジャージ素材などから成りますので
Adultタイプのお顔には軽すぎるんですよね。

それが違和感を生み、
さらっとした薄手の素材は、ぺらっとした安っぽい表情
動きやすい伸縮性のある素材は、テロンとしただらしない表情
小さくてシンプルな柄が、すかっと間が抜けたような寂しい印象に・・・

という風に、アイテムの特徴が裏目裏目に出てしまうのです。
悲しいことに・・・

また、カジュアルが苦手という方の中には
お顔タイプだけでなく、体型タイプにおいても、
カジュアルが似合いづらい人が少なくありません。

カジュアルファッションが「ご近所着」に見えてしまう人の理由と解決策
Photo by Ryan Abel

こういったタイプの場合には、
カジュアルなデザインの服でも、素材は高級感のあるものを選んだり
(あくまで「感」なので予算は関係ありません)、
カジュアルっぽさを抑えるべくシックなカラーリングを選んだり、
かっちりしたシルエットになるよう仕上げて、程よく「堅さ」を取り入れたり・・・

カジュアルファッションが「ご近所着」に見えてしまう人の理由と解決策
Photo by Barbro Andersen

フォーマルなテイストを部分部分でMIXしていくと
なじむかジュアルスタイルが作れるようになります。

お仕事柄、カジュアルスタイルを着なければいけない方もいて、
「大人にふさわしいカジュアル」に悩んでいる人、結構多いですね。

ステレオタイプなカジュアルスタイルから一歩抜け出して、
ややかっちりした方向性にシフトすると、
似合うカジュアルが見つけられるはずですよ!

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