広告が増え、競争が激化する弁護士業界

 

ちょこちょこ記事をチェックしているBLOGOSで、こんな記事が掲載されていました。

(以下、一部引用)

弁護士広告の「驚異」

「広告を派手に打つ法律事務所に顧客が流れる現象が、いわゆる街弁の経営環境をじわじわと圧迫し始めている」

「広告の集客効果があることも、また、そうした競争自体、別に特別なことではなく、巻き込まれるというよりは、積極的にかかわるのが、企業努力ならぬ士業努力だろう」


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私は最近、デスクワークをする際にradikoでラジオを聞くことが増えたのですが
特定の時間帯の(確か昼過ぎ、14時頃?)弁護士事務所のCMの多さには、当初驚きました。

司法試験の仕組みが変わり、弁護士が増えることが確実になったころから
弁護士間の競争が激化する(=依頼者側にとっては、より依頼しやすくなる)」
と言われていましたが、それがいよいよ現実のものになり、広告解禁によってさらに加速しているようです。

私も弁護士業界に身をおいているわけではないものの、
最近、弁護士の方からのパーソナルスタイリング依頼が増えていることから
「競争激化」を間接的に、感じています。

その際、私が「競争激化」を踏まえていつも意識していることは、

いかにその人ならではの魅力をアピールするか

ということです。

ほとんどの弁護士さんは、スタイリングをご依頼の際希望のイメージをうかがうと
「信頼感」
を真っ先に挙げるのですが、それは弁護士として感じさせて当たり前、
依頼する上での大前提のイメージであり、
それを強調するだけでは、大きな事務所が大々的に投下する広告にはとうていかなわないと思うのです。

しかし、「信頼感」は大前提として
そこに、その人らしい雰囲気を魅力的にまとうことができれば
それは、その人だけの強みとなります。

その個性をとにかくアピールし、それに魅力を感じる人に依頼してもらう。
「浅く広く」ではなく「狭く深く」のブランディング、宣伝戦略こそが
競争に巻き込まれないための唯一の方法なのではないかなー

・・・と、かつてアパレルメーカーで競争に巻き込まれまくっていた
元マーチャンダイザーである私は、考えるのであります。

そんなわけで、一番初めのご依頼の際にかなり細かく、目指すイメージについて設定するのですが
皆さん、最終的には
「自分のブランディングを振り返るよい機会となった」
と喜んで下さっています。

そこからさらに、WEBサイトを見直したり、宣伝方法を見直したり
様々に生かして下さってもいるようです。

これから、どんな業界でも、
「商圏をせばめる」というか、
「より小さくする」というか
「より『個』に近づく」というか、

そういったキーワードが大事になってくるのでは・・・といろんなインプットをしていて、感じています。

フォースタイルでは、
みなさんの「個」を、これからさらに強くアピールしていきます。

久野梨沙 Risa Hisano

スタイリスト・服装心理カウンセラー久野梨沙

(株)フォースタイル代表取締役、(社)日本服装心理学協会代表理事。

大手アパレルメーカーで年間売上総額60億円に上るアパレル商品を手掛けた経験と、 心理カウンセラーとしての知識を活かし、独自の「服装心理学に基づくパーソナルスタイリング」を生み出しました。
All Aboutファッションガイドなどファッションライター、セミナー講師としても活躍中。

プライベートでは2016年生まれの男児を育てる1児の母。

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