2期目に突入したバラク・オバマ米大統領の
新しいポートレート写真がこちら。
デジタルカメラで撮影すると、Exif情報という
画像の撮影日時やカメラの機種名、シャッタースピードなど
様々な撮影にまつわる情報が画像に記録されるのですが、
この写真にも、それが残っていたようです。
このサイトによると、使用カメラはCanon 5D Mark III、レンズは85mm (f/1.2)。
撮影時の絞りはf/7.1、シャッタースピードは1/125、ISOは200とのこと。
これをそのまま真似すればあなたもオバマ大統領と同じクオリティの写真が撮れる!
・・・かというとそういうわけでもなく、
写真で最も大事なのは照明なわけなんですが、それはもちろんここからは読み取れません。
でも写真をよーーーく見てみると・・・
目の中に映る、2つの光る丸。
これはおそらくアンブレラと呼ばれる照明が映り込んでいるもの。
ここまでは先ほど紹介したサイトでも分析済みなのですが、
もっとよーーく見てみると、腕時計にも四角い光の映り込みが。
これはおそらくソフトボックスという、四角い照明装置なのではないかと思います。
向かって右側も光っているので、同じソフトボックスで照らしてるのかな・・・
とすると、照明装置は、
両サイドからソフトボックス2台、
正面からアンブレラ2台
が正解・・・じゃないでしょうか。
さて、肝心のスタイリングはというと、
今回は薄いブルーのシャツに、小紋柄の明るいブルーのネクタイ。
ちなみに1期目のポートレート写真はこちら。
前回の方が表情が凛々しいことにまず気づきます。
そしてシャツのカラーは今回と同様ですが、
ネクタイは前回はストライプをチョイスしていたようです。
しかもこのストライプ、アメリカ式ではなくイギリス式ですね、なぜか。
アメリカ式のストライプは、ストライプの方向が左上から右下、
イギリスはこの画像のネクタイのように、右上から左下、なのです。
ブルックスブラザーズのような、アメリカブランドを選んで入れば
ストライプはアメリカ式になるはずなんですが・・・・
さておき、ストライプ柄は若々しさや躍動感を感じさせる効果があります。
今回のポートレート写真のような小紋柄は、よりフォーマルで落ち着いた印象。
2期目ということで、余裕と貫禄のある印象を狙ったのでしょう。
ちなみに、前回のポートレート写真はEOS 5D MarkIIで撮影されたよう。
大統領の公式ポートレート写真がデジタルで撮影された初めてのケースだったそうですよ。
大統領のポートレートがパブリックドメインだってことも、今回改めて知りました。
さすがイメージ戦略の先進国です。
弊社にも、ポートレート写真用のスタイリング依頼が多く来ています。
例年、1月、4月、9月がポートレート写真スタイリングのご依頼が多い時期。
いずれも、新しいことを始めたり、新しい役職に就いたりすることが多い時期ですね。
ポートレート写真は1度撮影すると、オバマ大統領の任期と同じく、4年くらい使用することも少なくありません。
(本当は毎年撮り直した方がよいですけどね!)
長く使うならなおさら、イメージ通りの写真になるよう、
衣装までしっかり気を配って撮影したいものです。
フォースタイルでは、たくさんのポートレート写真実例をご覧頂きながら
お客様に最適な衣装をセレクトします。
どうぞお気軽にご相談下さいね!