なりたいイメージと似合うイメージ

コーディネートを考えるとき、
1似合う服やテイストでまとめる
という方法と、
2なりたいイメージや好きなテイストでまとめる
という方法があります。
1は、自分に似合うものを知る術がわかっていれば簡単ですし、
失敗が少なくすみます。
2の場合は、うまくいけばとても気分がよく、
ビジネスの場合には、理想のイメージコントロールができれば
その恩恵がビジネス上にも現れます。
ただし、なりたいイメージが、自分に似合うとは限らず、それを似合わせるためにはそれなりのテクニックが必要。
そのため、スタイリストの中には
1の観点だけでコーディネートする人も多いようです。
先日いらしたお客様も、
1の観点のみで決める手法のパーソナルスタイリングを受けて、
しっくり来ない気がするということで
うちにいらっしゃいました。
やはりそのしっくり来ない原因は、
お客様のなりたいイメージが
汲み取れていなかったからでした。
お客様のなりたいイメージをくみとるには
高度なカウンセリングスキルが必要なのと
時間がかかることから
敬遠するパーソナルスタイリストも多いのですが、
もし「こうなりたい」というイメージがしっかりあるなら、
カウンセリングをきちんとしてくれて、
理想のイメージも加味してくれる
パーソナルスタイリストに依頼することをお勧めします。
ちなみに弊社の場合には、
12に加え、
3内面分析をして、キャラクターに合うテイストを見極める
が加わりさらに手間がかかりますがあせる
リピートが多いのも、ここに理由があると思っています。

久野梨沙 Risa Hisano

スタイリスト・服装心理カウンセラー久野梨沙

(株)フォースタイル代表取締役、(社)日本服装心理学協会代表理事。

大手アパレルメーカーで年間売上総額60億円に上るアパレル商品を手掛けた経験と、 心理カウンセラーとしての知識を活かし、独自の「服装心理学に基づくパーソナルスタイリング」を生み出しました。
All Aboutファッションガイドなどファッションライター、セミナー講師としても活躍中。

プライベートでは2016年生まれの男児を育てる1児の母。

詳しいプロフィールはこちら!