信用してはいけない人」を服装で見抜く方法

PRESIDENT ONLINEで、こんな記事を見かけました。

目の前の人が怪しいと見抜くプロのノウハウ

国会議員秘書、上場企業の役員秘書などに取材をした。
(中略)彼らのノウハウはおおよそ3つに分けられる。

(1)企業トップや政治家に面談を求めてきた人について事前調査をする。
(2)電話の音声、服装、態度、名刺など、外見的な特徴から判断する。
(3)社会的コンテクスト(文脈・状況)から判断する。

 

(2)の「外見的な特徴から判断する」というのは
主には立ち居振る舞いを見るということのようで、
身だしなみについては以下の1点しか挙げられていませんでした。

履いている靴が汚れている
(乱れた生活をしていると身なりが荒れる。
靴が汚れている場合、かなりの確率で精神的にも追い込まれた状態にある)

 

確かに、にはいろいろなものが表れてしまいます。
スーツなどの洋服は比較的自分の目にもつきやすいので
意識して手入れをするかもしれません。

でも、精神的に余裕がないと、靴までは気が回らないものです。

ただ、例えばたくさん歩き回っているはずの人
(営業に来た人、特に自分のフットワークの軽さを自慢しているような人)
の靴があまりにもぴかぴかだったら・・・。
信頼感はちょっと落ちますよね。

もちろん本当に歩き回る人は
靴もすぐにつぶしてしまうことが多いので、
たまたま新品に変えたばかりのタイミングかもしれません。
そのあたりは他の言動から慎重に見抜く必要があると思います。

逆に、履き込んだシワが靴に表れていて、
後から見たときに少し靴底がすり減っている位の方が安心できます。
(もちろんきちんと磨かれていることが前提ですが)

信用してはいけない人」を服装で見抜く方法

また、それ以外では

■分不相応なスーツを着ている

スーツのブランドまではわからなくても、
慣れてくれば生地の質感
ジャケットのラペル(襟)の「ふんわり感」
高級かそうでないかは見抜けます。
まりに不相応な高級スーツだとちょっと不安になりますね。

■持っている小物のブランド名が目立つ

ロゴがどん、と入っている物をとにかく好むっていう人は、
世間体をすごく気にする人だったり、
自己顕示欲が強すぎる人だったりする場合が往々にしてあります。

■スーツやシャツがしわしわだったり、
すり切れているところがあったりする

細かなことを気にしなさすぎる人という可能性があります。
仕事ぶりに注意した方がいいかもしれません。
あとは、あまりに激務なのかも・・・。
だとすると、疲労が心配ですね。
取引相手としては、いずれにしても信頼感は低くなります。

といったところでも判断できるかと思います。

ということは・・・

自分の身だしなみでは、
上記に当てはまることがないように意識すればいいわけですね。

私が個人のお客様にスタイリングをするときには、
特に上記の1には気を使います。

ファッションが好きだと、
「良い生地で良い仕立てのスーツを買える金銭的余裕があるのであれば、
それを着た方がよい」

と一概に思いがちなのですが、
ある種の企業経営者とか、職種によっては
良いスーツを着ていると思われない方がいい場合も多々あるんです。

このあたりを慎重にヒアリングしながら、
その方にとっての「分相応」
どのあたりなのかを判断しています。

しかもこの場合の「分相応」って、
着る人本人ではなく、あくまで
その周りの人が「こうあってほしい」って思う理想
にすぎませんからねー。
そりゃ慎重にならざるを得ません。

仕事柄、秘書の方からスタイリングのご依頼を頂くことも多いのですが、
経験豊富な方は、こちらが驚くほどブランドに対する知識を持っています。
それは、「相手を見抜く」っていうスキルの一環なんですよね。

きっと、長いキャリアの中で蓄積してきたものだと思うのですが、
たとえ経験値が浅くても、適切な知識を覚えてしまえばよいだけのこと。

秘書の方にもファッションの知識があれば、使える場面はかなり多いと思うのです。

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