先日、東京ビッグサイトで行われた国内最大級のアパレル展示会「ファッションワールド」の中で小売店・アパレル販売職の方に向けた講演を行わせていただきました。

  
「お客様の心をつかんで売上UP!個別化カラーコーディネートの極意」と題して、店頭での色の提案にフォーカスしてお話しさせていただきました。

内容は・・・

  • これからの接客・販売のキーワード「個別化」
  • カラーコーディネート提案の「個別化」とは
  • 個別化提案の方法1:お客様に理解できる言葉で
  • 個別化提案の方法2:お客様の好きな色で
  • 個別化提案の方法3:お客様に似合わせる

といった感じでした。

当日の雰囲気のダイジェスト動画はこちらから・・・

講演時間が1時間ということで、普段行っている研修よりだいぶ短いということもあって本当に大事なトピックだけをお伝えする内容となりましたが、たくさんの方にお越しいただき、ご関心を寄せていただけてよかったです!

どうしても店頭での色の提案というと、「似合う色」か「流行色」に偏りがちですが、どんな色の提案を受けたいかは、本当に人それぞれなんですよね。

あるサロンでパーソナルカラー診断を受けて、自分の好きな色を「着ない方がいい」と否定されてショックだったとか、

かと思えば、「店員さんに聞くとトレンドカラーの話ばかりだけど、流行はどうでもいいから私に似合う色を勧めてほしいのに!」とか。

お客様のご要望は本当に十人十色。であれば、まずはお客様のニーズをくむことからスタートすべきでは?でも時間がない販売の中で、ニーズをくむってどうしたら・・・?

そんなお話しをしたのでした。

  
今回はたまたま「カラーコーディネート提案」というお題をいただいたのですが、どんなテーマでも私が目指していることは一つ。

アパレル業界と消費者の思いをつなぐことです。

せっかく知識を持っていても、お客様のニーズに合わない形で使ってしまい、伝わらない販売員さん。

洋服を買いたい気持ちはあるのに、買いたいと思える服やブランドに出会えなくて困っているお客様。

今はどちらにも近い立場にいるからこそ、もどかしいこのすれ違いをなんとか結びつけたいと思っています。
それには、お客様の買い物の時の心理と、販売スタッフが売る時に陥りがちな心理状態を把握して、適切にコントロールする必要があります。

ただ、そんな心理面からの情報発信があまりに少ないので、それがこれからの私がやるべきことかな、と思っております。

  
この講演でそんな思いをお話ししたことがきっかけで、新たなご縁もいただいています。

これから次々と形にできれば!