スタイリストの力が短期間で身につく、まったく新しい受講形式とは?

こんばんは!
パーソナルスタイリスト・服装心理カウンセラーの久野梨沙(@RisaHisano)です。
ファッションで人の心を知り、動かす「服装心理学®」を活用した個人向けスタイリングやスタイリスト育成、講演活動などを行っています。

 

for*styleパーソナルスタイリストスクール10月開講分の募集開始を昨日このブログでお知らせしましたところ、早速入学申込が!既に!たくさん来ているそうです!!
嬉しいです~!早く皆さんに会いたい!!

 

さてさて。今日は、この10月開講分から導入することになった反転授業という画期的なシステムについてお話しすると言っていましたよね。

 

このシステムを導入する前から・・・というか1期終わるごとに、指導方法は細かく改善しています。
というのも、
「通ってくれた生徒さんには、確実に技術を身につけて欲しい」
という強い思いがあるからです。

 

スクール事業を始める以前・・・もう7年前になりますが、フォースタイルの案件が増えたためにはじめて求人募集をしてみたところ、結構な数の「スクールを卒業したんだけど起業できなかった人」が集まったんですね。一人一人を面接したのですが、「本当にスクール卒業したの・・・?」っていうくらいコーディネート理論や診断技術がみんな身についていなくて。「安くはない受講料を払って、貴重な時間を投じたのに、これだけしか技術が身についていない状態で放り出されるなんて」と愕然としました。

と同時に、会社の経営者としては全然雇える人がいないことにも困り果てました。もちろん即戦力な人材が都合良く採用できるとは思ってはいませんでしたが、「みっちり教育しても半年~1年かかるレベル」の人材しかいない・・・。こうなると、さすがにうちのような小さな企業では正社員採用は厳しい状況で。

 

そこで、半ば勢いで始めたのがスタイリスト養成スクール事業だったんです。

「こんなに忙しいのに、事業増やしてどうすんだ!」って感じでしたが、それでもどうしてもなんとかしたかったんですよね。せっかく「パーソナルスタイリストになりたい」って思ったのに、がんばってスクール出たのに、どうにもならないなんてあんまりじゃないか、と。

 

それから今までの7年間。そのときの思いを胸に、通ってくれた生徒には確実に技術が身につくように、様々に指導方法を工夫してきました。

おかげで、うちの卒業生はどんな現場をお願いしても素晴らしい成果を挙げてくれる人ばかりになりました。

 

それでも最後まで残った課題は、とにかく時間が足りない、ということ。

勉強には「インプット」と「アウトプット」のバランスが欠かせません。先生からの講義を受けて新しい知識を吸収=インプットするだけのスクールが多いんですが、それだけでは知識は定着しないし、覚えたところで使い方が身につきません。必ず、その知識を使った課題制作などの「アウトプット」が必要です。

その両方を授業内でやろうと思うと、時間がいくらあっても足りないんです。

 

かといって授業時間数をこれ以上増やせば、今度は働きながら学んでいる人や育児中の人が通いづらくなります。
ああ、だから世の中のスクールはインプットさせるだけのところが多いんだ、と始めて気づきました(遅い)。
でも、「確実に技術が身につく」がポリシーですから。クオリティを下げるわけにはいかない。

 

そんなときに知ったのが反転授業というシステム。
2010年頃から欧米を中心に「学習効果が上がる」と注目されていて、最近日本でも徐々に導入され始めている授業方法です。(こちらに詳しい記事があります

どういう方法かというと・・・

今、主流なのは、

こんな風に、教室で一斉に先生の話を聞いて知識を吸収家に帰って宿題をやる

という授業スタイルですよね。つまり、教室でインプットしてから帰って家でアウトプット、っていう形式です。

でも、実際にはアウトプットしてるときの方が、「先生にそばにいて欲しい!」って感じることが多いはずなんです。疑問って、ただ知識を教わっているときより実践したときに湧き上がるものですから。

 

そこで、「反転授業」ではインプットとアウトプットの場所を「反転」するんです。家でインプット、教室でアウトプットです。

家でインプットってどうやるの?っていうと、eラーニング。つまり、動画で先生の授業を聞くんです。そして知識を吸収。その後に学校に行って、先生がついている中で課題に取り組んだり、実践問題を解いたり。ワーク中心の授業を受けます。

 

実は元々FPSSでも、講義の日に体調を崩して休んでしまった人のために、講義を録画して動画配信していました。
そのためにコツコツと機材を揃えたり、配信できる仕組みを整えてきてたんです。これがそのまま、反転授業を出来る環境として使えるなんて!(はじめから全部計算づくだったんならかっこいいけど、ほんと偶然・・・笑)

 

ということで、FPSS6期からは「反転授業」形式になるので、受講はこんな流れになります。

まずは自宅で授業の動画を見て学びます。1回の授業が3〜4時間くらい(授業によって多少前後します)。見られる期間は2週間あるので、休みの日に一気に見ても、あいている時間を使ってコツコツ進めてもOK。自分のペースで学習を進めます。

 

セルフコーディネートレッスン

そして2週間後、スクールに来て一斉に生の授業を受けます。これを「ライブ授業」と呼びます。ライブ授業では、実際にスタイリング作品を作って講師からの評価をもらったり、生徒同士がモデルになって診断やカウンセリングの練習をしたり。動画で学んだ内容を実践して、理解度を測り、弱いところは補強し強みは伸ばす。これで、知識を完全に自分のものにします。

 

発表会で味わった、パーソナルスタイリストとしてのプレッシャーと楽しさ

さらに入門講座・基礎講座では、最終回に「発表会」を行い、渾身のスタイリング作品を発表してもらって知識がしっかり身についたかをチェックする、という流れです。

ちなみにライブ授業も、遠隔地からWEB会議システムを使って受けられるものが多数です(一部、パーソナルカラー診断の授業やお買い物同行実習などは東京に来て頂かなければいけませんので全部ではありませんが・・・)ので、今まで通り、東京以外に住んでいても受講しやすいという特徴は変わりません。いや、もっと受けやすくなるかも。

 

かなりの割合の授業を自分のペースで在宅で受けられて、遠隔地から受講する人が東京に来る回数も極限まで減らせる。だから、時間を削らなくても皆さんの負担だけ減らせて、その上学習効果は遙かに上がる!!

 

これが、新しい「反転授業」の仕組みです。これができるのは、弊社に動画撮影と編集のプロフェッショナルがいるからで、本当にありがたいです。

「どこよりもたくさんスタイリング練習が出来るスクール」にいよいよ生まれ変わりました。ますます自信をもって指導が出来ます。自画自賛だけど、うちほどベテラン講師からのアドバイスを浴びるように受けられるスクールはないと思います。ぜひ自分の力がめきめき伸びていく感覚を味わいに来て欲しい!

 

ということで、第6期への入学に少しでも興味が湧いたら、ぜひ以下から詳細チェックして下さい。

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久野梨沙 Risa Hisano

スタイリスト・服装心理カウンセラー久野梨沙

(株)フォースタイル代表取締役、(社)日本服装心理学協会代表理事。

大手アパレルメーカーで年間売上総額60億円に上るアパレル商品を手掛けた経験と、 心理カウンセラーとしての知識を活かし、独自の「服装心理学に基づくパーソナルスタイリング」を生み出しました。
All Aboutファッションガイドなどファッションライター、セミナー講師としても活躍中。

プライベートでは2016年生まれの男児を育てる1児の母。

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