こんにちは!パーソナルスタイリスト・服装心理カウンセラーの久野梨沙です。
産後の帰省から都内に戻ってきて、初めてのお仕事はファッション雑誌の取材でした。

来月末の発売なのでまだ詳しくお伝えできないのが残念ですが、服装心理学を活用した「心に効くおしゃれ」についてたっぷりインタビューしていただきました。

 

私たちフォースタイルのパーソナルスタイリストは、お客様をおしゃれにすることをゴールとは思っていません。
お客様がファッションを通じて幸せな状態になることがゴールだと考えています。
そのためなら、80%のおしゃれ度合いにとどめることすらあります。

そんなお話をしたところ、
「仕事柄たくさんのスタイリストに会うけれど、そんな考えのスタイリングをしてくれる人とは会ったことがありません!」
と担当のライターさんも驚いていらっしゃいました。

 

着る人の幸せを第一に考えると、ファッション業界の「当たり前」の中にもおかしなものがあることに気づきます。
例えば「着回し」もその一つ。

 

おしゃれの必須スキルのように語られている「着回し」

昔からファッション雑誌では「着回し1週間コーデ」といった特集がよく組まれていて、
少ない服でもそう感じさせないほど、色々コーデできる方が素晴らしい
とされてきました。

なので、うちにいらっしゃるお客様も着回しコーデを考えられないことに劣等感を覚えている人がとても多いんですね。

 

確かに、限られた予算の中ではたくさん服は買えません。
だからといって無理に着回しをしてたくさん服を持っているように見せかける必要が、果たして全員にあるんでしょうか?

 

 

着回しが不要なことに気づく人は意外に多い!

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実際、私がスタイリングを担当したお客様の中には着回しが必要ないことに気づく方もたくさんいらっしゃいます。

 

「梨沙さんにスタイリングしてもらってからは、前に自分で買った服は着なくなっちゃったんです。
いつもスタイリングしてもらった3パターンを繰り返し着てるんですけど、それで充分なことに気づきました。」

そんなご感想をいただくことも!

 

着回しを重視したスタイリングの思わぬデメリット

様々なコーデができる服というのは、どうしてもシンプルなものになりがちです。
インパクトのあるデザインの服は組合せに制限が出たり、見る人の記憶に残りやすいので着回しには向きません。
ですから、着回し重視で服を選ぶとシンプルで無難なコーデに落ち着いてしまうことになるんです。

これは、インパクトのあるデザインが似合う人にとっては大きなデメリット。
そういった人たちにとっては、「似合う」を犠牲にしてまで着回しをすることに・・・ それ、意味ありますかね??

 

マンネリコーデのメリット

逆に、ファッション雑誌では「悪」とされているマンネリコーデにもメリットが。

似合っていて完成度の高い3パターン程度のコーディネートを繰り返し着ることで、自分のイメージを常に最高レベルに保つことができます
人前によく出る方の場合には、制服のように決まった服を着て、理想のイメージの定着を図ることも。
洗い替えとして何枚も同じ服を買うことすらあるんですよ〜。

 

結局、着回しの重要性はその人によって違うということ

スーツの印象は色で決まる!仕事の武器になる着こなし方

雑誌もショップ店員さんもみーんな着回しすることを前提に話をしますのでやらなきゃいけないような気にさせられますが、着回しが必要じゃない人もたくさんいるんです。

 

むしろ着回し信仰って一昔前の価値観な気もしますよね。
たくさん服を持っている方が素晴らしい、だから服が少ない場合にはそう見せないようにしましょう、ってことですから。
今は断捨離なんかも流行っていますし、自分が納得できる完成度の高い数パターンのコーデをきっちり着ている方が時代に合っていると感じています。

 

こんな風に、まことしやかに語られている「ファッションの常識」があなたに当てはまらないこともあります。
どんな風におしゃれと付き合ったら一番心地よいのか、自分なりの価値観をしっかり持っておきましょう。
そのお手伝いはぜひ私たちにご相談を!
一見ファッションに関係なさそうな生活全般に関するヒアリングや性格分析なども含め、深くカウンセリングしてあなたの価値観をすくい上げていきますよ〜。

 

そうそう、12月17日の1dayセミナーでは、あなたの価値観を知れる性格診断も受けられます。
パーソナルスタイリストの仕事に関心がある方向けですが、自分のためにおしゃれを磨きたい方にも役立つ内容です。
残席ごくわずかになってきましたので、お申し込みはお早めに!

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