Fearsofclerks01

ショップの店員さんから声をかけられるのが苦手!
という人、多いですよね・・・

フォースタイルのパーソナルスタイリングを初めてお受けになる方は、
たいてい皆さん

「実は店員さんからあれこれ薦められるのが苦手で
そのせいで買い物がおっくうになってしまうんですけど
こんなのおかしいですよね?」

っておっしゃいますが、全然おかしくありません。
むしろ、そういう方、男女問わずとっても多いです。

なぜ店員さんが苦手になってしまうのか?

ショップ店員さんが苦手な人のための、賢いお買い物方法

そんな「店員さん恐怖症」
脱するためには、
まずはその理由を認識することが必要です。

私がヒアリングして導き出した結論は
買いたくない物を薦められたときの、
断らなきゃいけないというプレッシャーが原因!
というもの。

人間誰しも、マイナスなことを相手に伝えるのには
ストレスを感じるものです。

「店員さん恐怖症」にかかってしまう方は特に
NOと言ったり、自分の意見をはっきり言うのが苦手な方が多い傾向にありますので
余計に、断るという行為にはストレスを感じるでしょう。

そのため、店員さんが近づいてくるだけで
他の人以上にプレッシャーを感じたり、緊張したりしてしまうのです。

他の人が、
「そんなのただ『やっぱり買いません』って言えばすむじゃない」って言っても
それを言うこと自体がストレスなんですから
何の解決策にもならないわけです。

そして断り切れず、結局買ってしまった・・・っていう結果にも
陥りやすいのが、この「店員さん恐怖症」の方たち。

それを防ぐために、提案した解決策の中で
ほぼ100%効果が上がったのが、「買い物リストを作る」という方法です。

買い物リストとは?

ショップ店員さんが苦手な人のための、賢いお買い物方法

買い物リストとは、その名の通り、
買おうと思う洋服の特徴を細かく記したリストのこと。

フォースタイルでは、色/素材/形の特徴をしっかり記して
リスト化する方法をお教えしています。

例えば

■ピンクで洗える素材のテロンとしたVネックの腰骨くらいの丈のカットソー
■すごく薄い水色で細かい花柄が入った、透けるシフォン素材の、襟元にフリルがついたブラウス
■暗いネイビーで、ハリのあるコットン素材の、膝下丈のプリーツスカート

こんな感じでリスト化していきます。
そして予算が決まっていれば、
そこから逆算して1点あたりにかけられる金額も計算しておきます。

買い物リストがあると、店員さんとの関係性が変わる!

ショップ店員さんが苦手な人のための、賢いお買い物方法

そしてその買い物リストを持って行くと、
店員さんとの会話が変わることに気づくはずです。

今までは・・・・

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店員さん「いらっしゃいませ〜。なにかお探しですか〜?」
自分「あ、いや、えっと、何か半袖のものを・・・・・」
店員さん「ではこれはいかがですか?今とても人気でうちのスタッフみんな持っているんですよ!!」
自分「あ、、、じゃあ、、、」
店員さん「ぜひぜひ試着してみて下さい!!」

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・・・っとこんな流れで試着して、
そして断り切れなくなって購入してしまう、というパターンから、
買い物リストを作るとどうなるかというと・・・

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店員さん「いらっしゃいませ〜。なにかお探しですか〜?」
自分「はい、今日はピンクで洗える素材のカットソーを探しているんです」
店員さん「ではこちらなんかはいかがですか?」
自分「あ、丸首じゃなくてVネックを探しているんです」
店員さん「Vネックですと、こちらはどうでしょうか?」
自分「あーー、素敵なんですが、丈がちょっと長すぎるんです。腰骨丈くらいのはありませんか?」
店員さん「あいにく、その丈のはお作りがないですね・・・」
自分「そうですか、ではまた来ます!ありがとうございます」
店員さん「こちらこそ、お好みのものがご用意できず申し訳ありません。またぜひお越し下さい」

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こーんな感じに。

どうでしょうか?
前のやりとりに比べて、
きちんと会話のキャッチボールになっているのがわかりますか?

店員さんにしてみれば、明確な目的なく来店した方には、
気に入ったものを手にして頂こうとあれこれプレゼンするのは当然。

でも後者のように、欲しいものの条件をはっきり教えてもらえれば
自分からプレゼンするという頭から、
お客様のご希望のものを探すという方向に
スイッチが切り替わります。

そして、もし希望のものがない場合にも、
店員さんの気持ちとしてもすっと引き下がりやすくなりますよね。

「なんとなく、これは気に入らないので・・・」と言われたら
「じゃあこれは?!」と別のものを提案したくなりますが、
欲しいものが明確に決まっている人には、
それ以外のものはやはり薦めづらいものですから。

そして、断る方にしてみても、
「なんとなく気に入らないから買いません」というより
「私の探しているものとここが違うから、やめておきます」という
明確な理由があった方が、断りやすくなるものです。

ショップ店員さんが苦手な人のための、賢いお買い物方法

しかも、このお買い物リストを使ったお買い物にはもう一つメリットが。

アパレルショップでは、ほとんどのお店で、
商品が並べきれずに裏のストックにしまってあります。

だから、お買い物リストを見ながらこんな風に明確にオーダーすると
裏から希望に合った商品を持ってきてもらえることが多々あるんです。
自分で歩き回って探すより、店員さんの力を借りれるから
お買い物がかなりスピーディーになりますよ!

元「店員さん恐怖症」のお客様は、
ファッションレッスンを通じてこのお買い物術を身につけた結果、
「初めて、店員さんと会話するのが楽しいと思えた!」と喜んで下さいました。

それは、お買い物が受け身な形から
能動的な形に変わったから。
薦められるままに買うのではなく、
自分主体でできるお買い物は、本当に楽しいものなんです。

そうそう、
「肝心のそのお買い物リストを作るのが難しいんだ!」という方は、
自分に似合う服・必要な服を知ることからスタートする必要がありますね。
詳しくは、ファッションレッスンパーソナルスタイリング
じっくりお教えしておりますよ〜。

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